〔概要〕簡単に改行文字(ブロック)を実装する方法です。吹き出し内で容易に改行できるようになります。

〔方法〕

1. メモ帳などのテキストエディタで、改行文字(コード)を含むテキストファイルを作成します。「”」「Enter」「”」の順にキーを押して入力します。文字コードはUTF-8にします。

※原理
 このファイルの、より正確な中身は、改行などが表示できるテキストエディタで表示すると次のようになっています。
 つまり、1行目は、「”」(2重引用)に続いて「改行」(コード)が入力されていることが分かります。ちなみに、2行目の「”」の後ろの[EOF]は「End Of File」なのでファイル内の文字数には含まれていません。
 したがって、メモ帳では「3文字」と表示されています。

 すなわち、改行文字(CRLF)を”(二重引用符)で囲んで文字(文字列)としているわけです。変数の場合には、画面(UI)上から改行文字を入力することができないためこのような方法は使えませんが、リストの場合には改行文字も読み込むことができるため実現できるわけです。なお、内部(プロジェクトファイル:.sb3)的にはJSONファイルの形式で「”\n”」(New LineまたはLine Feed)として表現されています。

 よりコンピュータの内部表現に近い形は、バイナリエディタで確認することができます。

22 0D 0A 22

 ASCIIコード表によれば、16進の22は「”」、16進の0D(10進は13)は「CR」(Carriage Return:復帰)、16進の0A(10進は10)は「LF」(Line Feed:改行)です。WindowsではCR+LFで復帰改行を表します。上のテキストエディタでは「CRLF」と表記されています。

※テキストファイルの作成例です。ダウンロードしてリストに読み込めば使えます。
 改行文字.txt

2.リストを作成して、改行文字(コード)を含むテキストファイルを読み込みます。

3.リストをブロックとして利用します。

〔補足〕
 この作業はプロジェクトごとに必要です。
 なお、リストを作る際に「すべてのスプライト用」にしておけば、同じプロジェクト内の他のスプライトでも使用可能です。

〔実行例〕

〔プログラム〕(再掲)


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